ウィッグケア ウィッグのお手入れ方法を髪の種類別に解説。手軽にお手入れできる電解水とは?


ウィッグを綺麗に保つために必要なお手入れとは?

テキスト
まずはウィッグのお手入れ方法の種類、お手入れが必要な理由、そして毛材別にお手入れを変える理由について、わかりやすく解説します。

ウィッグのお手入れ方法の種類

清潔なウィッグの毛先
ウィッグのお手入れ方法には、シャンプー(洗浄)や、ブラッシング、トリートメント、静電気除去といった種類があります。

例えば、シャンプー(洗浄)でお手入れするのは、普通の髪の毛同様、ウィッグも汗や皮脂で汚れるからです。

シャンプーの目安は2~3回着用するたびに洗うのが理想ですが、ウィッグを着用して汗をかいたと感じたら、その都度洗うようにしましょう。

そのため、洗い替え用に複数ウィッグを持っておくと良いでしょう。また、保管の際はウィッグスタンドなどを用いて、崩れを防ぐのが望ましいです。

さらに見た目をよくするために日々のお手入れも必要です。

ウィッグは静電気が起こりやすく、うねりや広がりなどの原因になります。

そこでデイリーケアとして、優しくブラッシングし、状態が改善しない場合にはウィッグ用オイルなどを用いたケアを行いましょう。

そしてウィッグを長持ちさせるために、トリートメントやリンスなどを使って、静電気やパサつき予防といったお手入れをしましょう。

特に化学繊維毛や人毛ミックスのウィッグは、静電気が起こりやすいので、予防ケアがとても重要になります。



ちなみにエデューでは、静電気除去サービスを行っています。

市販のトリートメントやリンスでお手入れしてもパサつく、改善が見られない場合でも利用できるのでおすすめです。



お手入れが必要な理由

理由のイメージ
まずお手入れをすることで、ウィッグを長持ちさせられます。

また、きちんとお手入れし、ウィッグスタンドで型崩れしないように保管すれば、縮れや絡まり、広がり、パサつきなどが抑えられた、見た目も形状も綺麗なウィッグが保てます。

そして、清潔に気持ちよく使うためにもウィッグのお手入れは必須なのです。

毛材によってお手入れ方法を変える理由

テキスト
ウィッグはどれも同じようにお手入れをするのではなく、毛材ごとに変える必要があります。

例えば、化学繊維を人毛のように加工して作られた化学繊維毛のウィッグは、比較的安価なものが多く、カラーバリエーションも豊富です。

しかし、静電気で毛先が絡んだり、傷んだりしやすいデメリットがあります。

一方、人の毛髪から作られた人毛100%ウィッグは、見た目が自然で耐久性がありますが、ほかのウィッグよりも高価で、絡みやすい傾向にあります。



また、化学繊維毛と人毛を合わせて作られた、人毛ミックスのウィッグは、自然な仕上がりで、100%人毛のウィッグよりもメンテナンスやスタイリングがしやすいといった特徴があります。

このようにウィッグは毛材によって特徴が異なるため、それぞれに適したお手入れが必要なのです。


化学繊維毛ウィッグの一般的なお手入れ方法

テキスト
化学繊維毛のウィッグは、比較的安価で購入しやすいことから、ファッションアイテムとしても人気です。

そんな化学繊維毛ウィッグのお手入れ方法とお手入れのポイントについて見ていきましょう。

化学繊維毛ウィッグの洗い方

①毛の絡まりをほぐすように優しくブラッシングし、表面の汚れを取り除きます。


②洗面器や洗い桶にぬるま湯を入れ、ウィッグ用シャンプー適量を加えて泡立てます。


③ウィッグを②に入れ、ブラシや手でとかしながら汚れを落とします。


④水またはぬるま湯で丁寧にすすぎます。


⑤洗面器や洗い桶にぬるま湯を入れてウィッグ用リンスまたは衣料用柔軟剤適量を加え、ウィッグを2~3分ほど浸し、軽くすすぎます。


⑥乾いたタオルでできるだけ水気を拭き取ります。


⑦軽く毛流れを整えたら、ウィッグスタンドにのせて自然乾燥させます。


⑧しっかり乾いたら、軽くブラッシングするなどしてスタイリングします。


化学繊維毛のウィッグのお手入れポイント

化学繊維のウィッグは、製品によって違いはありますが、傷みやすいのが弱点です。

一般的に耐熱毛でないものは熱に弱いので、熱いお湯は使わずに水やぬるま湯を使用し、アイロンやドライヤーは熱で毛が溶けてしまうおそれがあるので避けましょう。

また、化学繊維毛はリンスよりも柔軟剤の方が静電気予防効果が高くおすすめです。


なお、柔軟剤でのお手入れは、人毛や人毛ミックスのウィッグには適していません。

医療用ウィッグをはじめ、高品質や高価なウィッグの場合には、できるだけウィッグ専用ケア用品を使用しましょう。


人毛100%ウィッグの一般的なお手入れ方法

テキスト
ウィッグ用に加工された人毛100%ウィッグは、頭皮に生える毛と違って傷みやすいです。

長持ちさせるためにも、お手入れに気を使いましょう。

人毛100%ウィッグの洗い方

①毛の絡まりをほぐすように優しくブラッシングし、表面の汚れを取り除きます。


②洗面器や洗い桶にぬるま湯を入れて、ウィッグ専用シャンプーまたは洗浄力が弱いシャンプー適量を加えて泡立てます。


③ウィッグを②に入れ、ブラシや手でとかしながら汚れを落とします。


④水またはぬるま湯で丁寧にすすぎます。


⑤洗面器や洗い桶にぬるま湯を入れてリンス少量を加え、ウィッグを浸して軽くとかし、軽めにすすぎます。


⑥乾いたタオルで水気を拭き取ります。


⑦ウィッグの裏側をドライヤーで乾かし、ウィッグスタンドにのせます。


⑧ウィッグ全体にオイルトリートメントやスタイリング剤を付け、ドライヤーとブラシでブローします。


人毛100%ウィッグのお手入れポイント

人毛は化学繊維毛と比べると乾きにくい性質を持っています。

特に人工地肌付きのウィッグは、水分が残っているとカビが生えやすくなるため、水分をしっかり取り除きましょう。


また、人毛100%ウィッグは洗浄力の強すぎるシャンプーを使うと、髪が退色してきます。

そのため、洗浄力の弱いシャンプーを使うといいでしょう。

一般的な人毛ミックスのウィッグのお手入れ方法

人毛ミックスのウィッグは、人毛と化学繊維毛の互いの長所を生かし、欠点を補える点がメリットです。人毛と化学繊維毛の配合比率によって扱い方が異なるため、必ずお手入れの前に製品のお手入れ方法を確認しましょう。

人毛ミックスのウィッグの洗い方

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一般的な人毛ミックスウィッグの場合、洗い方は人毛100%のウィッグと同じです。

ただし、乾かすときは、化学繊維毛が含まれるため、タオルでよく水分を拭き取ってから、ウィッグスタンドで自然乾燥させましょう。

そして半乾き程度になったらブラッシングして整え、しっかり乾かします。

ちなみに、エデューで取り扱う医療用ウィッグの毛材は人毛ミックスです。

エデューでは、シャンプーの代わりに電解水を使ったお手入れを推奨しています。

エデューの電解水【eau de bleu(オーデブルー)】は、ウィッグに付着した皮脂や汗の汚れ、ニオイといった酸性物質を分解します。

電解水であれば、界面活性剤などの洗浄成分も含まれていないので、すすぎ洗いも簡単です。


人毛ミックスのウィッグのお手入れポイント

人毛ミックスのウィッグの場合、シャンプーはウィッグ専用シャンプーを使うようにしましょう。

また、人毛100%ウィッグと違って化学繊維毛も使用しているため、ドライヤーよりもタオルドライがおすすめです。


先ほども紹介したように、人毛ミックスのウィッグのお手入れにおいて、一番のおすすめは電解水です。ウィッグの汚れは毛先よりも汗をかく、頭皮エリアから発生します。

その部分をしっかり洗えればいいのですが、ウィッグの場合、髪が絡むと損傷してしまうおそれがあるのでシャンプーでゴシゴシと洗えません。

その点、電解水なら浸すだけで皮脂や汗の汚れ、ニオイが分解されるので、ウィッグを傷めずに簡単にケアができます。


【まとめ】

ウィッグを綺麗な見た目、形の状態で長持ちさせるためには、毛材別に最適なお手入れ方法を行う必要があります。

一見面倒に思えますが、どのお手入れ方法もコツさえつかめば、比較的簡単に行えます。

そして、正しい方法でウィッグをお手入れすることは、よりウィッグを快適に使えることにつながります。


特に電解水によるお手入れは、簡単で時間もかからないため非常におすすめです。

ウィッグのケア方法の一つとしてぜひ検討してみてください。

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